
流木と輸入づるを使って自分スタイルのかごを作り続けてきて
何年経ったのかな…
好きで作り続けてきたことだけれど
最近生じてきた「迷い」。
それは材料のこと。
北海道のつるは私のかご作りにはあまり適しておらず
仕方なく輸入のつるを仕入れてきたのだけれど
最近になってそのことに違和感を持ち始めたのだ。
北海道の美しい自然に囲まれ生活して早や15年。
身近にこんなに素晴らしい環境があるのに
自然の材料を使えないもの苦しさ。
何か別の材料で
もっと人に求められているかごを作りたいと
悶々と考えていたところに
テレビのニュースで見た「白樺樹皮のかご作り」。
え?白樺?
あるよ~すぐ目の前に。
この皮でかごが作れるの?
なんとなく皮を剥いで眺めたことはあったけれど
北海道の白樺が材料に適しているとは思わなかった。
東欧のかごは有名だけれど。
早速調べて行ってきました。美深まで。
ちょうどタイミングよくワークショップが行われるということで。
ワークショップが行われたのは仁宇布のファームイントント">ファームイントントオーナーは羊牧場を経営されている。

こんな風景を望みながらのかご作り。
東川が大都会に見えるほどののんびりした時間が流れる。
ん?ワークショップに参加されていた女性ふたりの顔に見覚えが。
なんと驚いたことに去年うちのギャラリーにいらして
ひとしきりお話をさせていただいた方々!
私のかご編みワークショップにも申込みを下さり
定員で参加できなかったともおっしゃっていた。
一緒に参加した友人と地元話で盛り上がっていた別の参加者もいたりして
なごやかーな感じの楽しいワークショップでした。

それぞれのかごが完成すると
近くの学校に子供を山村留学させているという
東京出身の女性の手作りのパンが出てきて
みんなでお食事・団欒のひととき。
オーナー夫妻の心温まるおもてなしに
一昔前の「旅人」気分を味わいました。
ここ、都会からいらした旅行者に
本当におススメです。
娘をここに山村留学させて
私もかご編み留学したくなりました
教えてくださったT先生に弟子入りさせてもらいたい…
妄想が止まりません(笑)
トントのオーナー夫妻さま
かご編みのT先生
本当にありがとうございました。
またお訪ねいたします。